先日のWork BCのカウンセリング(詳しくはこちら)で予約を入れてもらったワークショップに、早速参加してきました。記念すべき第1段は、その名も” Relevant Resume”。カナダの就職活動に必須とされ、北米の「履歴書」に相当するResume(ちなみにNew ZealandではCVと呼ばれていました)の書き方を学ぶという内容。Work BCのファシリテーター指導のもと、「就職に強いレジュメ」を理解し完成させようということで、2回のワークショップを通じて学んだポイントを私自身の復習も兼ねてまとめたいと思います。
ワークショップって、ファシリテーターって、どんな感じ?どんな人?
今回のワークショップは5-6人の小さなグループで行われました。担当のファシリテーターは、カナダの政府関係やソーシャルワーク畑での就業経験が豊富で、さらにカナダ国外での就職経験もある(日本にも来ていたそう!)方で、さすが視野が広く、ワークショップの進行も上手でした。彼女自身の自己紹介の後、参加者ひとりひとりが自己紹介とそれぞれがこのワークショップに期待することを簡単に発表。その後、”Agreement”と呼ばれるワークショップ内で参加者が心がけるべきポイントについてDiscussion。「携帯の電源を切る」「他の人の意見を否定しない」「Confidentialityを守る」「参加する」など約束事を確認し合ったら、いよいよResumeについてのセッションがスタートです。
Relevant Resumeの書き方 重要ポイント
今まで、Resume/CVはネットで調べながら自己流で作ってきた私。初めて、基礎からしっかりと教わったことで多くを学びました。
1. そもそもResumeの目的とは
Resumeとは身のスキル・経験・実績を要約し、それらが雇用主にとってどうBenefitialかを簡潔に伝えることで自分を売り込むためのマーケティングツールです。
日本人の方ならわかっていただける方も多いかと思うのですが、自分をアピールするという感覚に少し抵抗がありました。
でも、Resumeの目的そのものが「雇用主に自分の強みを伝えて自分を売る」こと。さらに「相手が自分を雇用するにあたって懸念するだろうポイントを先に解決してあげる」ということ。それであれば、しっかり相手が求めるもの「自分の強み」に焦点を充てるのが大切なんだと私自身捉え方が変わりました。ついつい、私の悪いところも知ってくださいとばかりに正直に話したくなりますが、「関連した経験はありません」とか「仕事をしていない空白期間があります」とか「この点は自信がありません」なんて、求められていない自己申告はもっての他だそうです。
- Resumeは自身の“Snapshot” : スキル・経験・実績を要約し自分がどんな職業人かを雇用主に簡潔に伝える
- Resumeは自分を売るためのマーケティングツール : 雇用主にとってBenefitialな点をアピール、反対に雇用主が自分にいだく懸念を解決することを念頭におく
- DOs:
✓ 応募する職務内容(Job Description)で使われているキーワードやフレーズを織り交ぜて作成する(最近はデータでの提出が多くキーワード検索で選別されることもある。検索にかからないパラフレーズだけではNG)
✓ 応募先・ポジションにターゲティングして作成する(Good✓ Specific)
✓ スキル・経験などの羅列する場合は関連度の高いスキル・経験から記載する
✓ 自身の名前・連絡先はヘッダーに入れる⇛ Cover Letterも同じヘッダーを使用する
✓ スペルチェック、推敲を重ねる - Don’ts:
NG 応募先の職務内容(Job Description)の表現をコピーする
NG ネガティブなワード、専門的な言葉(Jargon)、曖昧な表現を使用する
NG 別の案件に同じResumeを使用する(Bad✗General)
NG ”I” “my”を使用する・高校時代まで遡る・3ページ以上の長さ
(自伝じゃないのよ!レジュメは、ふっふーー♫)
2. Resumeの種類
次にResumeにはどんな種類があるのでしょうか。
主流なのは3種類。自身の経験や状況に合わせて次のように使い分けるとGOODです。
- Chronological Resume:
”Chronologic=時系列の”の名前のとおり現在から過去に遡って順番通りに記載する手法です。日本の履歴書の「過去から現在」が反対になったようなもの。過去に同様の職務経験がある、職歴に空白期間がない、関連した学歴を持っているなど、強い職歴・職歴を持っている場合はこの手法が適切です。 - Functional Resume:
“Function=機能、職務、役目”名前のとおり、持っているスキル・技能・経験にフォーカスを充てる手法です。端的に自分のスキルをアピールできるので、職歴に空白がある場合、キャリアに関連性がない場合でも、今後新しい職場で活かせるスキル・経験を伝えられます。 - Combination Resume :
“Combination=複合”の名前のとおり、1番と2番を組み合せた手法です。前半は”Functional Resume”の性質である「Highlight (アピールしたいスキル)とRelevant Skills&Abilities(関連するスキル・能力)」、後半に”Chronological Resume” 「時系列(現在⇛過去の順番)にExperience(職歴)とEducation(学歴)」を記載します。関連するスキル・経験を目立たせながら、職歴・学歴の全体像をわかりやすく伝えられるといった点で理想的な手法とも言われています。
3. Resumeの構成
3-1 Work Objective(別名Job Target)またはProfile
どの種類でも、まず最初に”Work Objective(Job Target)”または”Profile”のいづれかを明記します。
自身の現在までのキャリアと、応募するポジションを端的かつ明確に伝えます。
例)Experienced ….. , seeking for a position in….. as a ………
*詳細は後のスキルや経験欄で伝えるので簡潔に2行以内に収める
または、
– Profile –
自分の能力・経験・パーソナリティを端的に示して読み手の関心を引きます。
- a. 募集要項の中から職業人としての自分の呼び名(例: Receptionist)、b. 自分自身を形容する表現(例:Friendly, conscientious) を選ぶ
- c. メインの強みと応用できるスキル を2−3選ぶ (例:Strong Organizational & communication Skills along with excellent computer knowledge)
- d.自身のスタイルか価値観を含める (例:passion for working in the health care industry)
- a-dを組み合わせる
例)A friendly, conscientious(b) receptionist(a) with experience in fast-paced medical office settings. Offering strong organizational and communication abilities, excellent computer knowledge(c) coupled with exceptional people skill and a passion for working in the health care industry(d).
3-2
FacilitatorのProof-reading(Part2)
書式について