カナダ移住4年経って5年目突入、一気に振り返り その1

カナダ移住4年経って5年目突入、一気に振り返り その1

2017年にカナダに移住してから、移住生活も5年目を迎えました。すっかりほったらかしになってしまったブログをまたマイペースに更新していきたいと思います。さて、この空白期間にどんな変化があったのか。コロナの影響もありカナダから一歩もでることなく過ごした四年半、本当にいろいろなことがありました。

まずはハイライトから。

移住生活ハイライトあれこれ

・2019年冬、第二子誕生 – ブログでも少し触れましたが、カナダで初めての出産。予定よりも3週間早く、小さめだけど元気な男の子が産まれました。振り返れば、コロナ開始の直前、「なんだかどこかでおかしなウイルスが発生したらしい」とささやかれ始めた頃です。よく無事に生まれてきてくれたものです。

・2020年秋、妻の大学院スタート- こちらもブログで少し触れましたが、妻の夢だった大学院生活のスタート。コロナで様子が一変し、不安の中始まった授業でしたが一度始まってしまえばそのままジェットコースターのようにバタバタと。目の前の学業に翻弄されていました。と同時に、入学前に感じていた年齢への不安は、同じクラスで学び続ける同世代、それ以上と出会い一気になくなっていった模様。年齢に関わらずチャレンジする姿勢を少しずつ取り戻していました。さまざまな文化背景を持つ学習者支援について夫婦で夜な夜な話し合うことも。

・2021年秋、長女のキンダー(義務教育)がスタート– 5歳から義務教育(K-12)がスタートするBC州。最初の年はKクラス(キンダー)です。フランス語も同時に学ぶイマージョン教育に挑戦。とは言っても本格的に勉強というよりは遊びや探求を中心に、とりあえず娘も楽しい学校生活を開始できたようです。家庭では日本語環境なのでうまく馴染めるか心配はあったものの、幸い良い友達に恵まれ元気に通っていました。

2021年夏、妻、カナダの大学で初のオフィスワークスタート- 学業にようやく慣れた頃、職業経験を積みたいと考え始めた妻。 妻はカナダに来てすぐに受けた面接でトラウマ級の苦い思いをしていたので戦々恐々で学内のファシリティテーター求人に応募していました。奇跡的に面接突破し、一年間楽しい同僚と院生のためのコミュニティ作りに携わる妻。あれこれ学生のためのイベントを企画運営し、チャレンジングだったけれど大切な一歩が踏み出せたようでグッジョブ!

・2022年春、妻、現地NPOでフルタイム復帰

はずみをつけた、妻、フルタイムにいよいよ復帰。現地のNPOで、移民・難民支援を始めました。まだ色々学びながらですが、充実している様子。でも給料が安いといつも嘆いてます。次のステップは何かな。

・2022年夏、妻、大学院修了

続け様に妻の様子ですが、あっという間に2年の教育学修士修了。多文化・多言語背景の学習者の学び支援、多言語教育、トランスランゲージングについて研究しました。

・2022年秋、長男、プリスクールデビュー

ついこないだ産まれたばかりと思っていた長男もあっという間に2歳半。長女と同じプリスクールで社会生活デビューです。パパっ子の息子は、初めの頃パパに送られてギャン泣きでしたがようやく慣れてきた模様。いろいろな工作をして、作品を持って帰ってきてくれます。

2022年上半期、夫、ビジネスの発展

コロナで大変だっビジネスにも良い変化が。より多くのお客様に出会いサポートする機会が格段に増えました。地元との繋がりもだんだん強固になってきて、これからさらにユニークなビジネスの発展が楽しみです!

 

と、書き連ねると一見順調そうにもとれる移住生活。しかし現実にはこの4年半さまざまな苦悩がありました。特にコロナの影響は凄まじかった。ということで、次は私たちが直面したチャレンジに触れたいと思います。

移住生活で大変だったことあれこれ

・コロナ

全世界共通ですが、移住生活でもコロナの影響を大きく受けました。ハードワークの末ようやく芽が出始めた夫のビジネスも余儀なく中止され大打撃。複数の大学院合格が出た妻も、乳児を連れてロックダウン中の都市部へ引っ越すこともためらい進学先変更。さらに、このまま計画通り学生に戻って良いものか、夫婦であれこれ悩みました。結果的には、カナダの手厚い経済支援によりなんとか乗り越えることができました。本当ににカナダ政府さまさま。そして、帰国のタイミングを逃したまま現在に至ります。来年こそは、日本の家族みんなに第二子をお披露目したいです。

急な引っ越し

三年半住んだアパートで騒音問題勃発。急遽、新しいはアパートを探す羽目に。完全に貸手市場のカナダの住宅事情、物件探しはとても苦労します。まずは賃料が高い。そして、目ぼしい物件があっても連絡する時にはすでに貸し手が決まってしまっていることもしばしばです。なんとか物件が決まった後も、いつの間にか増えた荷物のパッキング、搬入、アンパッキング、掃除。乳幼児抱えての引越しはなかなかしんどいです。

・家族の病気諸々

学校に通い始めてから、ひっきりなしにウイルスをもらってくる子どもたち。長男は9ヶ月の頃、謎の高熱で緊急病棟に駆け込みそのまま一夜明かしたこともありました。さらに、カナダの厳しい医療事情。苦労してファミリードクターを見つけても、風邪くらいなら「基本家で休んでおけ」という医療方針で、家族全員自宅でダウンした日々もたくさんありました。その他、長女の謎の皮膚のカブレ、子どもたちの発疹、冬に長引く咳、結構いろいろあったなぁ。でも、1番しんどかったのは、家族でノロウィルスに感染した時。引っ越し時期と重なり、まさにこの世の地獄でした。妻2日で四キロやせる。まさにこの世の地獄でした。医療費無料が声高に謳われるカナダの医療制度。もちろん恵まれている部分はあるものの、深刻な医師不足や長時間の待ち時間など、カナダが直面する医療問題も垣間見られました。

・子どものデイケアが見つからない

深刻な医師不足に続き、深刻なデイケア不足。探せど探せど空きがない子どもの預け先。聞くところ、多くのお母さんは妊娠がわかった途端施設に連絡し、三年以上もウェイトリストにいるなんてことも頻繁にあるらしい。それほど子どもの預け先問題は深刻です。一方で、費用面については、今年始まった新たな補助金制度によりだいぶ楽になりました。

・子どもの言語教育問題

これも海外生活あるあるかと思いますが、子どもたちの日本語をどうしていくか問題。未だ答えは見つからないまま、とりあえず自宅では日本語を多く使い、できるかぎり読書を一緒にするようにしています。ここケロウナには、いわゆる補習校もないので。妻が他の日本人の子どもと一緒に週1回日本語クラスを始めましたが、恐らく全く足りませんよね。かといって、勉強漬けの幼少期を送らせたいわけでもなく・・・今後要検討です。

・先が見えない住宅問題

そしてこれは今現在も直面している問題ですが、カナダの、そしてここケロウナの住宅事情。カナダでは購入した住宅の価値が下がることは比較的少ないので、できれば家を購入し、月々発生する賃貸料を抑えていきたいところです。ところが、もはやバブル!とも言えるケロウナの住宅事情。古い一戸建てでもミリオンを超えるものばかりでとても手が出ません。今年は少し落ち着いてくるとの予想も出ていますが、それでもとても手に負えない額なので・・将来設計が難しいです。

 

さて、こんな感じで色々とチャレンジもあります。どこに住んでも、大変なことはつきものですよね。

とはいえ、カナダに来て良かったと感じる変化もやっぱりあるので、次はそのあたりを、「そんなこと?」といった細かい変化も含めて記事にしてみたいと思います。もし今日の内容で、「ここ、もっと知りたい!」というのがあれば是非連絡ください。詳しく書きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

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