カナダで中古車を購入してみた。

カナダで中古車を購入してみた。

カナダに移住してきて最初にする手続きはいろいろありますが、やっぱり田舎町にいると車が必須!という事で、中古車を購入しました。

中古車(Used Car)を探してみる

まずはどんな車があるのか、どんな状態のものが多いのかなどリサーチ。住んでいる地域の環境、地形、気候、使用目的を考えながらどの車が自分たちに合うか考えてみました。

車のタイプと値段

自分たちのバジェットを6000ドルほどに決め、自分たちの住む街にある中古車をネットで調べてみました。移住してきたのはB.C.週の田舎街、Penticton。ここは冬は雪が降り、さらに山に上に住むことになり、近くのメインの街Kelownaまでも冬でも安心な車が必要なので、理想はSUV、もしくは荷物が比較的多く積めるステーションワゴンかハッチバック。ただ見ていくとなかなか中古車で安すぎると修理にすぐに何千ドルもかかりそうなものが多く、自分たちのバジェットでは希望に合う車は買えないと判断。第1希望のSUVは8000ドルくらいはかけないと状態の良いものは買えそうにありませんでした。

主にウェブサイトやFacebookでリサーチ

見るのはホンダ、トヨタ、KIA、フォードなどこの街にあるディーラーや、個人が売買しているようなサイトも。ディーラーは新車もありながら中古車も扱っていて、ホンダがトヨタやベンツの中古車を売っていたりするので、メーカーの好みがあってもとりあえずいろいろなサイトをリサーチしました。更には出かけるついでに中古車が売られているところに立ち寄ったり。

メーカーによって値段の差がある

日本ではトヨタや日産、ホンダなど日本車が多く人気ですが、ここカナダでも日本車の信頼度は比較的あるようです。ただここは北米。やっぱりアメリカの車は人気で、パワフルなFordやGMC、Chevroletなどが数多く見られます。一時はFordの購入も検討しましたが、人気もあり中古車価格も思ったよりも高め。その点では日本車や韓国車はややリーズナブル?

税金?保険?コストはいろいろかかります。

早く見つけて自由に車で動き回りたい、手続きごとも相談ごとも早く進めていきたい、そんな焦りとあまり選択肢が多くない田舎町にいることが重なり、序盤は苦戦しました。また具体的になってくるまでしっかり計算していなかった税金や保険のことも重要なポイントでした。

税金ってどれくらいかかるの?

日本では税金で何%とイメージができていましたが、カナダも税金は高く、実際に見積もりをもらってみると意外と税金分でかかることが判明。GSTやPSTなど、希望する額に近いと思っていた車が実は税金で1000ドルくらいさらにかかるとわかったり。

まだカナダの免許がないけど自動車保険は入れるの?

カナダの免許を取得するにはカナダの国や州の政府が発行しているIDが必要で、つまりCoPRで入国してきた私たちはPRカードが届くまでの2ヶ月間はカナダのIDもなく、運転免許も国際免許でしか運転できませんでした。そこで少し心配になったのが車の保険のこと。実際に保険に入れるのか…答えはYES!保険はカナダの免許がなくても日本の免許と国際免許で運転できる人は問題なく入れるようです。

ついに購入!(予算オーバー!!)

ある日出かけるついでに立ち寄ってみたホンダの中古車でトヨタのSUVを発見。価格は約11000ドル!もちろん予算オーバー。そこからお店でのやり取りがスタートしました。

交渉、試乗 etc…

外に置いてある車の前で考えていると店員が近寄ってきて、交渉開始。税金も入れて9000ドルでお願い!と言ってももちろんダメ。9500ドルがMAX!と言ってみるとなんだか行けそうな雰囲気に。いつの間にか違う店員も出てきて、たぶんOKという雰囲気に。ここでいくつか確認。

試乗はできるか

こちらから言う前に「試乗してみる?」と言うので、慣れない左ハンドルのまだ購入してもいない車に乗って、広い駐車場の中で試乗してみました。感触、いい感じ。

車の状態、冬用タイヤ

内装も外装もきれい。前のオーナーはかなりきれいに使っていた様子。冬用タイヤもついてる(これがないとここでは致命的)。冬用タイヤだけで1000ドルくらいはするみたい。なので付いてくるのとこないのとでは大違い。

修理レポート

個人から中古車を購入する際には状態の確認のために整備を行っているところに持っていったほうが良いそうですが、ディーラーのところの中古車なのでそれはできず。なので過去の修理レポートを見せてもらうことに。Windshield(フロントガラス)を2回修理、それだけ。たぶん丁寧に使ってる。でもなんでそこ?ハイウェイで石でも飛んできたのかな。2回。

最終的に見積もり確認

その後オフィスで話そうということになり、見積もりを作ってもらい、税金込みで約9650ドルに。見積もり額がいつまで有効かを確認すると明日までということで、一晩じっくり考えることにしました。

決断の時。決めては…

考えた結果…もとの値段からは1500ドル近く割引。さらに税金込み。税金のことを考えると、他の場所でSUVを8000ドルくらいで見つけても税込みで結局これくらいかかり、またこれ以上探したり、レンタカーしたりしても費用はかかるだけと思い、思い切って購入することにしました!

実際の手続きは?

翌日また戻り、購入することに。実際の手続きは今まで熟考し続けた時間と比べてあっさり。流れは以下のように進みました。

1. 各同意書の署名、ペーパーワーク

パスポート、日本の免許、国際免許、CoPR、SIN(Social Insurance Number)など、カナダのIDがないのでありとあらゆる大事な書類をバッグに詰め込み、まずは個人情報の登録や、規約、個人情報取り扱いなどの同意書の署名をしていきます。頑張って規約を斜め読みして、署名して、斜め読みして、署名して…ここはただただ署名するだけではなく、頑張って何が書いてあるのか読みました。妻にも助けてもらいながら…

2. 費用の支払い

大きな額ですが、クレジットカードで支払いができるのはデポジットの2000ドルまで。残りはキャッシュで。大金がなくなっていくのを実感。頑張らないとと覚悟。

3. 自動車保険の手続き

ここでは保険で何がカバーされるか、Third Party(事故の際の保険)、Collision(修理費に関する保険), Deductible(免責)がいくらのプランにするかなどを決めていきます。車のリスクは人生台無しにしかねないし、家族もいるので、ここはしっかり一番カバーされるものを選びました。カナダの免許がなくても自動車保険に入れることは確認していましたが、費用はカナダの免許を持っている場合と変わらないとのこと。さらには日本で取得していた無事故証明(事故をしていない期間を証明するもの)が保険を20%割引してくれることに。ちゃんと事前に調べて準備をしてくれていた妻に感謝です。結局、保険は加入者の家族もカバーされて年間約2400ドル。加入者(私)が51%以上運転しているのであれば妻も保険でカバーされるそうです。事故にあったときに妻が運転していてももちろん大丈夫とのことです。

4. ナンバープレートをつけてもらい、自分のものに。

保険の手続きも終わったらナンバープレートをつけてもらい、簡単に車の説明を聞いて、分厚いマニュアルと鍵をもらって完了!買ったばかりの車に乗って、途中A&Wでハンバーガーを食べて帰りました。

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